業務用LED照明の選び方
ご使用のLED照明は大丈夫ですか?
このページでは、主に工場・倉庫で使用されている業務用照明に多い故障要因を通して、現状の環境を振り返っていただくとともに、先々の交換照明をお選びいただく際に意識していただきたいポイントをQ&A形式で解説しています。
自社に当てはまる部分がないか、
ご確認ください。
Q:現場の気温は高くないですか?
ウチの現場は照明が壊れるほどには
暑くないと思うけど?
人の働く環境が40℃ともなれば、
照明の取り付けられている天井付近の
温度は70℃を超えます。
A:電子機器であるLED照明は、夏場の高温環境には弱いのです。
5年以上前のLED照明は耐熱環境温度が40℃以下の製品が多く、近年でも50℃以下が一般的です。
そのような製品は近年の温暖化による夏場の天井付近の高温環境には適していません。
人が働く環境の気温が40℃まで上がる場合、天井付近は太陽光の影響からも70℃を超えることもあるので、環境温度に対応した製品でなければ短期間で故障が始まります。
上記の耐熱性能に優れた設計・構造のLED照明を導入することにより、短期間での故障リスクを下げられます。自社環境の温度を把握し、適した耐熱温度のモデルをご選定ください。
Q:現場は「粉塵」や「ミスト」が多くないですか?
ウチは金属を研削や研磨しているから、粉塵が舞っている環境だけど。
防塵・防水性能でLED照明を
選ばなければ、早期故障に繋がります。
A:IP65以上のLEDを選べば問題ありません。
防塵性能の低いLEDは、内部に粉塵が入り込みショートや発熱の原因となり製品寿命が縮みます。粉塵やミストの多い環境では屋外でも使用可能なIP性能(IP65以上)のLED照明を選びましょう。
その他にも、電力の使用状況により電圧が一時的に不安定になる環境では、変動する電圧に対応した製品を選ぶことも重要です。
※IP規格:IPの後に続く数字がそれぞれ「防塵」と「防滴」の性能を表しています。
Q:LEDなのに明るくない、暗くなったようにも感じる?
LED照明自体は眩しいのに、なんだか部屋は暗い感じがするんだよね…
従業員からもクレームが出てるし、
製造品質への影響も心配。
光の「配光角」が
環境にあっていないと暗く感じます
A:一般的なLED照明は水銀灯と比べて狭い範囲しか照らせません。
LEDの光は直線的で広がりにくい性質があります。レンズ装着により配光角の広い製品でも設置する高さが適していないと暗く感じます。高い天井に広い配光角のLED照明を設置すると天井付近が明るくなるだけです。また、照らす範囲にムラがある状態では、作業台の上が暗く品質検査がしづらいなど、作業性の不便がおこりえます。照明を配置するバランスや影への考慮が重要です。
角度調整ができる製品や、眩しさを抑えながら明るさを確保できる製品、検査工程向け製品など作業環境に適した照明を選びましょう。
Q:またLEDを交換するの?まだ使えるのに?
一度LED照明や他の省エネ照明に
替えているのに、また替えるなんて
とんでもない。
5年以上前のLED照明は
交換したほうがお得です
A:最新のLED照明は性能が大幅に進化しています
最新のLED照明は旧型のLED照明や無電極ランプなどと比較し、性能が大幅に進化しています。使用電力が下がりながらも、明るさは大幅に向上しています。
低性能で電力消費の高い旧型LEDを修繕し使い続けるよりも、「作業効率を高める性能」と「電気料金削減」の2つを実現可能な最新LEDへの交換が進んでいます。
電気料金の補助金も終了し、
今後の電気料金の値上がりが心配です。
まとめ
使用環境に適したLED照明を選ばなければ、3~5年で故障が始まります。また、最新のLED照明は5年ほど前のモデルと比べ発光効率や省エネ性能が大きく向上しています。
自社の環境に合った照明であるか、現場作業に不便が出ていないか、電気使用量は高くないか、いま一度ご確認ください。また、適した照明の選定に迷われましたら遠慮なくご相談ください。
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